俺様社長と極甘オフィス
「まぁ、詳しい事情はあとでゆっくり説明するとして。とにかく俺は付き添いで行っただけ。お見合いなんてしないよ。藤野がいるんだから」
「私のせい、ですか?」
それが社長にとって、いいことなのか、悪いことなのか分からない。不安げに尋ねると社長は目を丸くして、すぐに整った顔を歪めた。
「なんでそうなるの。ずっと言ってるだろ、他の女なんていらない。俺が欲しいのは藤野だけだよ」
その言葉に思考も、心臓も、息さえも止まったような気がした。頭が真っ白になって、しばらくしてから心臓が強く打ちつけ始める。
「言っておくけど、秘書としてって意味じゃないよ。藤野自身が欲しいんだ」
「な、なんで」
出せた声は随分と掠れていた。勝手に頬が熱くなって胸が苦しくなる。対する社長は、どこか呆れたような表情だ。
「なんで、って。藤野こそ、なんでこっちの気持ちにまったく気づかないんだ? あんなに分かりやすい態度をとっているのに」
「それは、社長が私のことを好きにならないから秘書に選んだと聞いていたので」
「なにそれ?」
私は正一氏とのやりとりをしどろもどろに説明する。すると、社長の眉間の皺がどんどんと深く刻まれていった。
「あの親父、余計なことを……」
「そんなっ、現に社長だって私のことを今までの女性秘書と比べて『違う』って言ったじゃないですか」
「違うよ」
さらっと肯定されて、私は肩透かしを食らっていまった。おかげで続けようとした言葉を飲み込まざるを得ない。社長は私の頭にそっと手を置いた。
「私のせい、ですか?」
それが社長にとって、いいことなのか、悪いことなのか分からない。不安げに尋ねると社長は目を丸くして、すぐに整った顔を歪めた。
「なんでそうなるの。ずっと言ってるだろ、他の女なんていらない。俺が欲しいのは藤野だけだよ」
その言葉に思考も、心臓も、息さえも止まったような気がした。頭が真っ白になって、しばらくしてから心臓が強く打ちつけ始める。
「言っておくけど、秘書としてって意味じゃないよ。藤野自身が欲しいんだ」
「な、なんで」
出せた声は随分と掠れていた。勝手に頬が熱くなって胸が苦しくなる。対する社長は、どこか呆れたような表情だ。
「なんで、って。藤野こそ、なんでこっちの気持ちにまったく気づかないんだ? あんなに分かりやすい態度をとっているのに」
「それは、社長が私のことを好きにならないから秘書に選んだと聞いていたので」
「なにそれ?」
私は正一氏とのやりとりをしどろもどろに説明する。すると、社長の眉間の皺がどんどんと深く刻まれていった。
「あの親父、余計なことを……」
「そんなっ、現に社長だって私のことを今までの女性秘書と比べて『違う』って言ったじゃないですか」
「違うよ」
さらっと肯定されて、私は肩透かしを食らっていまった。おかげで続けようとした言葉を飲み込まざるを得ない。社長は私の頭にそっと手を置いた。