冷徹ドクター 秘密の独占愛


用意した荷物を抱えて戻ると、出てきた私に気付いた律己先生はすぐに車から降りて来てくれた。

持ってきた荷物を私の手から受け取り、後部座席へと載せてくれる。


「ありがとうございます……」

「どうした、何かあったか?」

「えっ……」


私の顔色の変化に即気付いたのか、律己先生の目がじっと私の顔を見つめてくる。

言うかどうか一瞬考えて、言葉を選びながら口を開いた。


「実は……」


が、言い掛けたところで肩を攫うようにして助手席のドアまで連れて行かれ、無言のまま車に乗せられる。

運転席に戻った律己先生は、「とりあえず出すぞ」と言って車を発進させた。


「……どうした?」

「あの……」

「……?」

「干していた、洗濯物が……」

「無くなってたのか?」

「はい……たぶん」


一昨日の洗濯した物を正確に記憶しているわけじゃない。

だけど、明らかに上下セットの下着が無くなっていた。

一つしか持ってない白のやつだ。

記憶違いで洗濯していないかもしれないとチェストの中を確認してみたけど、やっぱり思い当たるその二つは入っていなかった。

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