冷徹ドクター 秘密の独占愛
距離を縮めてくる津田さんから逃れるように後ずさりする。
でもすぐに背後の壁に背中がぶつかり、逃げ場を失う。
それでも近付く津田さんから離れるために、壁伝いに横へ横へと何とか体を移動させる。
「僕がいながら、君って子はいけない子だね……」
「こっ、来ないでください! これ以上近付いたら、警察、呼びます!」
何とか出した声は自分でも驚くほど震えていた。
掴んでいたスマホを見せて、通報すると脅してみる。
だけど、津田さんは全く私の抵抗に動じることなく一歩、また一歩と近付いてくる。
とうとう横伝いに逃げていた体が隅へと追いやられ、最高潮に達した恐怖で動くことができなくなってしまった。
「お願い……もう、やめて……」
「こんなところにいないで、僕と一緒に帰ろう」