冷徹ドクター 秘密の独占愛


「載ったんですよ、律己先生が」

「え、そうなの?」

「歯科の専門誌なんですけど、インタビュー記事らしいですよ」

「そうなんだ……雑誌に載るなんて凄いね」

「何かちょくちょく載ったりしてるみたいですよ。前はテレビの取材とか受けて何か歯科の特集とかに出たこともあったみたいですし」


そんな情報を得て、ピンとくる。

「それで、か」と呟いた私に、中田さんは不思議そうに首を傾げた。


「何がですか?」

「いや、どっかで見たことあるんだよなってずっと思ってて、副院長のこと」

「そうなんですか。じゃあ、たぶん雑誌とかじゃないですかね」

「そっか……やっとしっくりきたわ」

「で! 浅木さん! どう思いますか?! イケメンですよね?!」

「えっ、うーん……」


その後もしばらく下村さんの追求は続き、タジタジになりながら熱が上がるその場の空気にのまれていった。


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