冷徹ドクター 秘密の独占愛


本当はコンビニに食後のデザートを買いに行こうと思っていたけど気分がだだ下がりになり、持ってきた自作お弁当だけ食べてお昼を終わらせた。


みんなと雑談したりテレビを観る気分でもなく、歯磨きを済ませると「ちょっと寝まーす」と控え室を出た。

蛍光灯の明かりが落ちた診療室に一人入る。

一応、慎がいないことを消毒室まで行って確認すると、四番ユニットを少し倒し腰を下ろした。


昼休みに休むなら、控え室のテーブルに突っ伏して寝るより静かな診療室に行ってユニットを倒して寝た方がゆっくりできる。

前の職場の時からいつもそうしていた。


「ハァ……」


一人になって、自然と深いため息をついていた。

さっきの一件で、何だかどっと疲れてしまった。

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