召喚魔法失敗しました!?
……そう簡単に信じてくれるわけないか。
だって友達ゼロの私が友達を作るなんておかしいもんね。
『そいつは……どんな奴だ』
「どんな奴って……んーと、話しやすい人」
精霊が見えるんだよ!って教えてあげたいけど、約束は守らなきゃだからそれ以上は言えない。
『ほう……嫌われないようにせいぜい頑張れよ』
呆気なく肩を掴んでいた手を離し、また軽やかに天窓へと向かう。
なんだ……それだけか。
もっと何か言ってくれるかと思ったのに。
期待していたものが返ってこなくて、少し寂しい。
まあ、いつかウィリーに紹介してあげよう。
その時は、ちゃんと褒めてくれるといいな。
外を眺めるウィリーの横顔を見て、夕飯の支度に取り掛かった。