私に触れて、そして殺して
「随分と、仲良くなったもんだな」
ドライヤーの音で
ドアが開く音に気がつかなかった
入って来たのは三吉さん
仕事帰りだろう
スーツ姿で
少し疲れた顔をしている
「そりゃ、お世話係だからね」
レンの言葉に三吉さんは
ふん、と鼻をならす
珍しく三吉さんが私に近づいて来て
チェストの上に紙袋を置いた
「預かってきた」
紙袋を置くと
三吉さんはレンを呼び
部屋を出て行ってしまった
紙袋…、見覚えがある
中を見ると
綺麗にラッピングされてあるランジェリー
そして、手紙が入っていた
手紙の内容は
ランジェリーショップの店長
両親の介護はどう?とか
送別会をしなくて申し訳ないとか
身体は大丈夫、とか
私のことを気遣う言葉ばかり