私に触れて、そして殺して
「凛子、結婚しよう」
それは、突然聞こえた言葉
聞き間違えかと、タツヤの顔を見ると
緊張した様子
そして、食事をしている店は
いつもの常連さん…と、いうか
顔馴染みな人たちばかり
そして、誰もが
私たちのことを見ている
「凛ちゃん、返事っ」
そんな私にゲンさんが声をかけてきた
返事?
ゲンさんに言われて
タツヤの言葉が聞き間違えではない事に気がつき、タツヤへと視線を戻す
「もっと早く、こうするべきだった」
そう言って
タツヤが取り出したのは
ガラスで出来た二つの指輪
「こいつ、凛ちゃんにプロポーズするって決めてから、これ作るの必死だったんだぞ」
ゲンさんがげらげら笑いながら
タツヤの後押しをしている