私に触れて、そして殺して
ゲンさんとヨシコさんに送ってもらい
部屋までタツヤを運んでもらった
酔っ払ってぐっすり寝ているタツヤ
「これ、あいつが一生懸命作ったやつだから」
ゲンさんから渡された小さな箱
本当に綺麗な指輪だった
素人がそう簡単に作れるものじゃない
もう一度、蓋を開けて指輪を見た
指輪をケースから出し
かざして見てみると
綺麗さがより良く見え
全体が綺麗なブルー
キラキラと輝いて見える
手先が器用なタツヤだから
短期間で作れたのかもしれない
ぐっすり眠っているタツヤ
本当は嘘でももっと喜ぶはずだった
タツヤと結婚するのも
自分の中では納得していたはず
『…ごめんね、タツヤ』
寝ているタツヤに謝ることしかできなかった