私に触れて、そして殺して
ちょっと、と
試着室の中から先輩の声がした
失礼いたします、とカーテンを開けると
ランジェリーを着けた先輩の姿…だが
胸の膨らみが多少足りないのか
空間が出来てしまっている
『ランジェリーはただ着けるだけではダメです。収まる場所に収めて、綺麗なボディラインができるんです』
そう言い切ってから
失礼します、と断りを入れ
ブラジャーの中へと手を入れる
「ちょっと、何するのよっ!」
ビックリした先輩
でも、こちらは仕事を遂行しているだけ
『下着を着けるときは、必ずここから持ってきてください。そうするとこのラインが綺麗になります。毎日の積み重ねが大切です』
ただランジェリーを売ればいいわけではない
どんな客でも満足して
商品を購入してほしいと思っている