私に触れて、そして殺して


たまたま三吉さんが
来てくれたから助かったのかもしれない


「立ち向かう勇気はいい事だよ。でも、何かあってからじゃ遅い。相手の性格を知っているなら尚更だよ。…心配だな、まったく」


そう言いながら
心配そうに見てくる

ごめんなさい、と口に出すと
気をつけてね、と
お店の中へ入っていった


あれ?
もしかして、怒らせちゃったかな?
気のせいかもしれないが
少し冷たい気がした


三吉さんは店長と
バックヤードで話し込んでいる
何を話しているのか、聞こえない

気にはなるが
三吉さんも仕事で来ているのだ
邪魔にならないようにしなければ…
そう思いながら
接客やディスプレイの確認をしていた

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