音を紡ぐ
みんな、今日は上手くいくといいなー。


「あっ、有紗降りるよ!」


電車を降りると、どんどん歩いて行く斗季。


「どこ行くのって、うわぁーーーーー!!綺麗!!」


目の前には綺麗な紅葉がたくさん!!


オレンジ、赤、茶色、緑。


どれもこれも綺麗!!


「ふふっ、絶対有紗喜ぶと思った。ここなら体もきつくないでしょ?」


「・・・・・・うん!ありがとう!!」


私達は紅葉のトンネルを歩いて散歩することにした。


たまに立ち止まって写真を撮ったりした。


「有紗!!ちょっと目瞑って!」


「えっ!なに!?」


目を閉じてその場に立つと、斗季が髪に触れた。


「はい、いいよ!」


そう言われてカバンから鏡を取り出すと、髪に綺麗な紅葉がついていた。


「可愛い!!ありがとう!」


「どういたしまして。ほら、まだまだこれからだよ!」


紅葉のトンネルを出ると、私達は近くのレストランに入った。
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