音を紡ぐ
「なんか、オシャレなお店だね。見つけてくれたの?」


「まーね。ここだったら有紗も食べれると思って。」


メニューを見ると、野菜中心のメニューが多い。


「じゃあ私豆腐ハンバーグにする!斗季は?」


「俺は秋野菜のパスタかな。」


注文して待ってる間私はさっき撮った写真を見ることにした。


「有紗、楽しい?」


「もちろん!!でもね、私斗季と一緒にいられればどこでも嬉しいの。だから、今日はありがとう。」


「っ!!・・・そっか。」


注文していたハンバーグとパスタがきた。


どっちも美味しそう!!


「有紗!交換しようよ!」


私が嬉しそうにうなづいてお皿を受け取ると、


「どうしたの?なんか楽しそう。」


「誰かとシェアするなんて初めてなの。ましてや彼氏とか、夢みたい。」


「・・・・本当に有紗はちょっとしたことに感動するんだね。素直なところが有紗らしい。」


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