音を紡ぐ
私達は話ながら料理を楽しんだ。


会計の時お金だそうと思ったのに、斗季に止められて奢られちゃった。


「よし、じゃあ次のところ行くか。」


斗季と一緒に来たのはまさかのゲームセンター。


「悩んだんだよね、ゲームセンターってうるさいから。でも、普通の高校生らしいことしたいじゃん?」


斗季は私の心読めるのかなってくらい、私のことを分かってる。


「うん。憧れだよね。放課後にわいわい話しながら来るの。・・・ありがとう。」


「じゃあプリクラ撮ろ!撮ったことある?」


「1回だけ朱里と撮ったことあるよ。でも、それ以来ないかな。」


2回目のプリクラはなんか緊張した。


でも、色んなポーズで斗季が笑わせてくれたから楽しかった。


だから気軽に来れる高校生のみんなが羨ましいなって思った。


「はい。こっちが有紗のね。」


「ありがとう。凄いね!綺麗に写ってる。」


「じゃあ最後に行きたいところあるから行こ。」


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