【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
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「で、クリスマスパーティーの本命ダンスは誰と踊る訳?」
「え?」
巨大ツリーの飾り付け(常人ができる範囲)が終わって、次の作業、巨大ケーキ作りを始めた頃だった。
友江からの乙女感満載な質問に不意をつかれ変な声が思わず漏れる。
「だ、誰とって……?」
「そんなの怜桜くんか悠くんかに決まってるじゃない」
苦笑いで真意を探れば、無表情にさも当然のように友江が私の質問に答える。
うぅ、やっぱり、怜桜と悠か。
「何度も言うけど私たちは別にそんな関係じゃ……」
「何言ってんの?いつもあんな大事に大事にお姫様扱いされてさ。そもそもさっきだってアンタとは活動する班すら違うのにアンタのピンチにいち早く気づいて、助けてくれたし。もうアンタの王子様じゃん?」
「うっ」
怜桜と悠との関係を否定しようとすれば鼻で笑いながら傍目から見た私たちの姿を友江に教えられてしまい言葉を詰まらせる。
大事にされているのはわかってる。
だ、だけどそこに乙女がキャッキャしながら語り合うような素敵な感情はないと思うけど。
アイツら私のこと女の子ってよりも付き合いの長い男友だちとして見ている気がするし。