INFATUATOシンドローム
璃夢「だから安心して?ねっ?」
それに私にとって時雨は数少ない友達だし、こんなに優しくて友達思いの子を嫌うわけがないよね。
安心して欲しくて笑いかけながらそう言って時雨を見る。
璃夢「っ!時雨?」
時雨「ん?どうしたの?」
そして時雨を見て目を見開く。
璃夢「どうしたって…泣いてるよ?」
時雨「へ?……ほん、とだ…なんでだろ?」
それは時雨が目から涙を零していたからだ。
しかも本人は気づいていなかったようで、目元に手をやり濡れていることに驚いているようだった。
時雨「おかしいなぁ〜悲しいわけじゃないのにっ…」
璃夢「時雨…」
無理して笑っているように見えた私は思わず時雨を抱きしめてしまった。
時雨「っ……り、む?」
璃夢「泣かないで?時雨が泣いてると僕、どうしたらいいか分からない…」
こういう時いい言葉をかけてあげられるのが良い友達なんだと思う…だけど、私にはどう言う言葉をかけたらいいのかもよく分からない…。
とにかく私が思ってること、伝えてもいいかな?
時雨「っ………」
璃夢「時雨は笑った顔が似合うから。泣いてたら可愛い顔が台無しだよ…」
時雨が笑ってくれると私も嬉しい。悲しい顔してたら私も悲しい…。
時雨「っ……」
そして時雨の肩に手を添え自分から離してみると
璃夢「ん?時雨?顔真っ赤だけど…大丈夫?」
何故か時雨の顔は真っ赤だった。頬だけでなく耳までも。
時雨「ば、ばか!見んな!」
そして今まで聞いたことの無い口調でそう言われた。
ど、どうしてココで男口調!?
時雨「この天然タラシ野郎めっ!」
な、何か怒ってる?!やっぱり友達にかける言葉難しすぎる!なにか間違えちゃったんだ!
時雨「やばいだろ…璃夢にトキめくとか…どうかしてる…末期?末期なのか?」
怒ってると思ったらブツブツ何かを言い始めた?