INFATUATOシンドローム




─────────
──────
────


時雨の部屋を出て家の奥へとどんどん進んで行くと体育館の扉と同じくらいの大きさの木の扉が見えてきた。


雪「ここが道場だ」

ガラガラッ


開けられた先に広がっていた空間はやっぱり大きかった。

小学校の体育館くらいの大きさはありそう!こんな空間が家にあるなんてすごすぎる!


雪「まだ終わってないみたいだな。」


道場には格技の技をかける音が響いてる。

無駄な動きが一つもなく、尚且つスピードが早い

凄いっ!何したらあんなに早く動けるのかな?

気がつけば私は組員さんの動きに釘付けになっていた。

あ、今のどうやったんだろ?もう一回やってくれないかな、今の技。

うわっ、あの人手で全部の技の力半減させて避けてる。アレなら無駄な体力も使わないのかも?

そっか、アソコに手を添えればもっと力が込められるのか…


とても勉強になる。最近は誰かの動きや技を観察することがなかったから余計に楽しい!


雪「少し時間がかかりそうだな。部屋戻るか?」


色んな人の動きを目で追っていると雪くんが私にそう言った


璃夢「あ、あの、邪魔じゃなければ見ててもいいかな?」


私は雪くんの方を見てそう伝えた。部屋の隅っこでもいいです!居させてください!


雪「………好きにしろ。」


そう一言だけ言うと組員たちの方へと視線を戻した雪くん。

出ていかないってことは、私もここに居ていいってことかな?嬉しい!


璃夢「ありがとう!」


私は雪くんにお礼を言って、また組員さんたちの動きに見入っていた。

< 315 / 540 >

この作品をシェア

pagetop