INFATUATOシンドローム
そして……
璃夢「…ごめんなさい!」
謝って頭を下げた
玖音「えっ……?」
玖音の戸惑う声が聞こえ、それと同時に教室がザワザワし始めた。
それを気にすることなく私は頭を上げて言った
璃夢「翼と雪くんに聞いた。玖音はあの時、『イジメをやりたくない』って言ったことを僕に伝えようとしてくれてたのに…」
あの時…それは玖音が空き教室で嫌がらせの犯人たちに暴力を受けていた時。そこに私が鉢合わせてしまった時のことだ。
璃夢「『卑怯なことはしたくないからやりたくない』って言ったことを玖音は伝えようとしてくれたのに、僕は玖音の話を聞こうともしなかった」
あの時ちゃんと玖音の話を聞いていれば、玖音も傷つかなかっただろうし、私を怖がることもなかった。
璃夢「僕は君を傷つけた…本当にごめんなさい!」
そして私はもう一度頭を下げてから、玖音の顔を見た
璃夢「それと、ありがとう」
玖音「えっ…」
璃夢「とっても嬉しかった!」
どうして玖音が辞めようって言ったのかは分からないけど、翼と雪くんから聞いた時、すごく嬉しくなった