INFATUATOシンドローム

璃夢「…………。」


玖音「璃夢?」


璃夢「……………。」


今………なんて?


玖音「璃夢?大丈夫?」


あ、空耳?やっぱりあれだ。突発性難聴。さっきはテキトーに言ったけど、もしかしたら本当にそうなのかもしれないね。今日、いや今からでも耳鼻科行くべきかも。


璃夢「ごめん!ごめん!よく聞こえなかった」


そう言って止めていた手を進め、コップにお茶を入れて冷蔵庫にお茶を戻した。

そしてコップを持って玖音のいるソファに向かった


玖音「そうだったんだ。大事なことだし、言い方変えてもう一回言うね。璃夢って女の子だよね」


璃夢「……………。」


玖音「わぁ!お茶こぼれる!!」


お茶を注いでいる時にそんなこと言ってくるもんだから私は思わず手がガタガタ震えてコップにお茶が上手くそそげない。

めっちゃ動揺しちゃったよ。これじゃ肯定してるようなもんじゃないか


玖音「とりあえず、璃夢も座りなよ?」


璃夢「あ、うん」


私の代わりに零したお茶を拭き取り、机の上にコップを置いてくれた玖音。

な、なんでバレたんだろう?


玖音「ごめんね、いきなり。でも気になったんだ。なんで女の子なのに男子校に通ってるのか」


羚焚と同じだ。確信を持ってるから『女の子なの?』って言わなかったんだ


玖音「あ…こんな奴に言いたくないよね…?ゴメン…」


私が何も言わないから言いたくないんだと勘違いされた
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