INFATUATOシンドローム


翼「お前………悲しいな。」


なっ!そういうことは思ってても言わないものじゃないの!?そんな憐れむような目で見ないで!


璃夢「もっとビブラートに包んで言ってよ!」


翼「ビブラートに包む?なんだそれ?」


翼知らないの?【ビブラートに包む】ってあれでしょ?思ったことをハッキリ言わないで遠回しに言うことでしょ?


翼「もしかして、オブラートに包むって言いたいのか?」


あっ!【オブラートに包む】ね!似てるから間違えちゃったよ

《そんな間違えする人はいないだろう。》


璃夢「まぁよくやるよね!」


翼「いや、よくやる間違えでは…まぁいいか」


翼がなにか言いたそうにしてたけど、まぁいいかって言ってるからまぁいいか!


翼「大体よくある競技っていえば徒競走とか綱引きとか棒倒しとか…あ、あと男と言えば騎馬戦だよな!」


徒競走と綱引きは何となく想像つくけど、棒倒しときばせん?っていうのはよく分からないかも…。

男と言えばって言ってるしなんだか危なそうだな……。私出られそうな競技あるのかな?


璃夢「じゃあこれから練習行くんだよね?僕、着替えてから行くから先に行って待ってて?」


教室に取りに戻らないといけないし、着替え終わるまで待っててもらうのは悪いもんね。


翼「あ、着替えなら持ってきたぜ?」


そう言って差し出す手には私の体操服の入った手提げ。


璃夢「わぁ!ありがとう!よく分かったね!」


翼「あぁ、煌月が教えてくれたからな。先に外行って待ってるって言ってたぞ」


そっか、そっか!教室に戻る手間が省けたし後でお礼言わないとね!
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