INFATUATOシンドローム



璃夢「は、はははっ」


乾いた笑いしか出ない


雪「なっ!璃夢、お前、それ!」
































翼「ひどい怪我じゃねぇか!」


璃夢「ふぅ…」


私は小さく息を吐いた

カーテンが開けられる前に咄嗟にベッドのシーツを自分の胸の前に持っていき胸を隠し、後ろを向いたので皆にはまだ巻切れてない包帯だけが見えているのだ


はぁ…自分の瞬発力に感謝だよ。全く…今度からは鍵もちゃんとかけよう


翼「っ!まさか昨日の傷か?!」


翼は怪我していない方の肩を掴んで私を正面に向けた


璃夢「わっ…っと、その」


翼「なんで昨日言わなかった!!」


お、怒ってる…?


璃夢「こ、ここまで、酷く、なると、思っ、てなくて…」


まさか翼がここまで怒るとは思わなくて少し涙が出そうになった


翼「っ…悪ぃ。あの場にいた俺が何も出来なかったのがダメだったんだ…ゴメンな?」


璃夢「っ…ん…」


泣かないように頑張ったけど翼が優しい声で頭を撫でてくれるから涙が溢れてしまった


雪「あーぁ、翼が泣かせたー。ヤーイヤーイ(棒読み」


翼「わ、悪い!璃夢!泣くな!怒って悪かったって!なっ?」


そう言って私の涙を自分のジャージで拭ってくれるけどそれも嬉しくて涙が全然止まらなくなってしまった


璃夢「っ…ヒック…ゴメンね?翼。」


翼「ほら、泣くな。あぁ!目も擦ったらダメだ!もう怒らないから。でも次からはちゃんと言えよ?」


璃夢「っ…うん」


翼「うしっ、じゃあ包帯巻くの手伝うから、シーツどかせ?」


璃夢「えっ」


滝のように流れ出ていた涙が嘘のように一気に引っ込んだ


璃夢「だ、だだだだ、大丈夫!自分でやる!」


翼「はぁ?どう考えてもひとりじゃ無理だろ?これだけ範囲が広かったら難しいって」


璃夢「でで、ででも!朝も自分でやってきたから!巻けるもん!」


シーツどかしたら女ってバレちゃう!


翼「いーから!どかせって!」


璃夢「い、嫌だ!!翼はダメなの!」


翼「……。」シュン


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