王様と私のただならぬ関係
「お前がおごってくれるものなら、なんでも美味しく食べられる気がする。
 大丈夫だ」

 いや……繰り返される大丈夫だ、に余計、不安になるんですが。

 ……大丈夫ですか? と思いながら、明日香は秀人について店に入った。

 異常なまでに陽気な店員さんに、
「ようこそ、いらっしゃいませー」
と出迎えられながら。





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