華麗なる最高指揮官の甘やか婚約事情
「首領をカモフラージュにして、我々がそちらに気を取られている間にこの場所を突き止め、密かに攻めてくるかもしれない。今、ここへ来るまでは怪しい動きは感じられませんでしたが、お気をつけください」
どうやら、まだまだ安心はできないらしい。一瞬だけ見えた光が消えてしまい、私は肩を落とした。
すると、セアリエがこんなことを言い始める。
「本当なら、すぐにでも姫様を連れて帰りたいですがね。……私はいまだに、姫様が閣下といること自体危険だという懸念を捨てきれておりませんので」
挑戦的な目つきをする彼を、セイディーレは静かに見つめ返す。
ちょっとセアリエ……この間からどうしたのよ。いくら過保護でも、私を守ってくれている相手に対してそんなことを言うなんて。
「セアリエ、今の発言は失礼よ。会談のときもそうだったでしょう。どうしてあなたはセイディーレの……閣下のことを、そんなに目の敵にするの?」
私は思いっきり眉根を寄せ、毅然とした声で物申した。しかし、セアリエは私の問いに答えず、セイディーレを見つめたまま真剣に言う。
「十二年前、姫様を襲った悪魔の正体は、あなたではないのですか?」
どうやら、まだまだ安心はできないらしい。一瞬だけ見えた光が消えてしまい、私は肩を落とした。
すると、セアリエがこんなことを言い始める。
「本当なら、すぐにでも姫様を連れて帰りたいですがね。……私はいまだに、姫様が閣下といること自体危険だという懸念を捨てきれておりませんので」
挑戦的な目つきをする彼を、セイディーレは静かに見つめ返す。
ちょっとセアリエ……この間からどうしたのよ。いくら過保護でも、私を守ってくれている相手に対してそんなことを言うなんて。
「セアリエ、今の発言は失礼よ。会談のときもそうだったでしょう。どうしてあなたはセイディーレの……閣下のことを、そんなに目の敵にするの?」
私は思いっきり眉根を寄せ、毅然とした声で物申した。しかし、セアリエは私の問いに答えず、セイディーレを見つめたまま真剣に言う。
「十二年前、姫様を襲った悪魔の正体は、あなたではないのですか?」