天使と悪魔の子


中へ入れて三人にココアを入れる


ーコトッ


「じゃあ、本題に入ろうか」


全てを話した


俺達が異世界の住人で、美影は神様の孫だということ


今までの経緯


全部話した


すると、日和の大きな目からとめどなく涙が流れていた。


それを拭うことをしなくて、真っ直ぐ俺達をみている。


「そんな…」


「日和?」


「そんなこと、抱えてたの?


今までどんなに苦しかったのか…
私には責める資格なんてなかったね。


夕紀も、ずっとそばにいたのに、気付いてあげられなくてごめん。


でも、もう隠さなくていいよ。


宙もひとりで抱えなくていいんだよ。


話してくれて、嬉しかった。」


夕紀と俺は顔を見合わせた


すっきりした表情


俺も多分、そんな顔をしていると思う


「俺達にも、背負わせてくれ


守られるなんて


友達としてフェアじゃねえだろ」


「架…」


夕紀はふと笑った


「フェアって言葉知ってたんだな」


「……は?」


「ぷっ、確かに、元不良だしね」


日和も笑う


「真面目に話してんだけど」


架はため息をついた後なにやら食材の香りがする鞄をゴソゴソ漁ったあと台所へ向かった。


「闘う前に、栄養補給も大事だろ?
今からすっげえ上手いの食べさしてやるから」


架は生き生きとした顔で笑った


夢に向かって走っているのに…巻き込んでしまった


そう思っていると、にんじんが飛んでくる。


ーパシッ


「なにすんだよ」


ったく、食材を雑に扱うなよな


「暗い顔してんじゃねえよ。


どうせ巻き込んだとか思ってんだろうけど。


お前らのせいじゃないし、


そこんとこ勘違いすんなよ。」


「…うん」


なんだろう


皆と出会ってから心がほかほかする。

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