天使と悪魔の子


「……ばかだろお前


どうしてそうなんだよ


それに、また泣きそうな顔してる」


同じ背くらいの女の子


彼女のことがよくわからない


だから知りたい


『嫌いになるっていうのはね、たとえば裏切ってもいいってことだよ。


私、アルベールと出会ってそんなに時間は経ってないけど楽しかったんだ。


同じくらいの歳の子と遊んだり、今まで無かったから。


みんな怖いって言って逃げてくの。


でもアルベールは隣にいてくれたでしょ。


本当に嬉しかったんだ。


だから、だから、アルベールになら何されてもいいや。


でもやっぱり……


嫌いになられるのはやだなぁ』


自分で言って自分で悲しんでる彼女


…色々考えすぎなんだよ


「アリシア」


『は、はいっ』


「俺はアリシアを嫌いになんてならない。


だからそんな顔しないで、笑ってよ。」


君の笑顔はこの世を照らす太陽のように輝いていて、俺の闇を少しずつ溶かしてくれる。


陽だまりに横になっているような感覚


その感覚がくすぐったくて、好きだった。

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