【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
そんな結花を見透かすように晃はクッと喉を鳴らして笑う。
「何?結花ちゃん、何か期待した?」
「もう!主任!イジワル……」
そう言いながら、晃に目線を移した結花は慌てて目をそらした。
少し濡れた髪をタオルで拭きながら、Tシャツにスェットのパンツというラフな格好だったが、いつもとは違うサラッと瞳に掛かった髪や、いつもは見えない鎖骨、男の人を意識するのには十分で結花は内心慌てていた。
何も答えない結花に、晃はフッと笑い冷蔵庫から缶ビールを開けて一口飲むと結花を見た。
「結花は俺の寝室使えばいいから。俺はソファーで寝るから」
「え?」
その言葉に、結花は顔を勢いよく上げると晃を見た。
「まだ、おこちゃま結花ちゃんは、男と一緒に眠るとかハードルが高いだろ?」
「また、そうやってからかう!」
膨れた結花を見て、晃はそっと結花の隣に腰を下ろすと、いつものように頭をポンポンと叩くと笑顔を向けた。