【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
「本当にいいんだな?」
初めて聞く低く熱を帯びた声と瞳に、結花の心臓は壊れそうだった。

「……はい」
その言葉と同時に晃に手を引かれ、寝室へと足を踏み入れた。
しかし部屋の中を見る余裕など到底なく、結花はそっとベッドに座らせれた。

緊張がピークでどうしていいかわからなかったが、優しく落ちてきたキスに少しだけホッとしたのもつかの間、すぐに晃に抱きしめられる。

「最後にもう一度だけ聞く。後悔しない?」
いつの間にか、組み敷かれ真っすぐに上から見下ろされている体勢に、結花はすでに心臓が壊れそうだった。
こんなにも何度も確認をして、自分の気持ちを尊重してくれようとする晃の気持ちが嬉しかった。


ドキドキと自分の心臓の音だけが耳に響き、結花は自分を見下ろす晃の瞳をじっと見つめた。
「後悔なんてしません。ずっと主任だけが欲しかったんです」

「お前、やっぱりバカだろ?」
その言葉の意味が解らず結花は、不安げな視線を晃に向けた。
「めちゃめちゃ可愛いって事だよ」
甘い言葉と共に微笑んだ晃に、そっと唇を塞がれた。
優しく、なんども繰り返される触れるだけのキスに結花は少し緊張もほぐれ、晃のシャツをきゅっと握りしめた。
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