【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~
インターホンを押しても結花からの返事はなく、帰宅したマンションの住人に多少不審がられながらも、オートロックのマンションの中に入ると、結花の部屋へと向かった。
何度かチャイムを押すも、応答がなく晃は不安になりドアに手を掛けた。
(開いてる!)
「結花!結花!」
家にいない事も予想していたが、空いているドアに驚き慌てて、晃は部屋の中に向かって結花を呼んだ。
晃は靴を脱ぎ急いで部屋に入ると、ベッドの前のカーペットでうずくまって眠る結花を見つけホッと息をついた。
テーブルに目をやると、結花にしては多い酒の缶が並んでいた。
「何で一人でこんなに飲んでるんだ?」
眠る結花をそっと抱きかかえて、ベッドに寝かし結花の顔を覗き込んで晃はハッとした。
「なんでまた泣いてる?」
そっと呟くように晃は結花に声を掛けると、目に溜まった涙をそっと拭い、晃はベッドの横に座ると結花の髪を撫でた。