【11/7改訂版】お願いダーリン! ~大好きな上司に片思い~

「そうか?……膝の事と関係ある?」
少しの間のあと、晃に確信に触れられ、結花は笑顔が固まった。

「え?あ……膝は古傷があって。雨が降るとたまに痛むんです。今回は少し山登りで負荷がかかってしまって……すみません」
迷惑をかけてしまった罪悪感に、結花は呟くように謝罪の言葉を発した。

「古傷?お前そう言えば大学の時、2年からインターハイ出てなかったな?」

「はい。知ってましたか?」
結花の問いに、晃は考えるような表情を見せた。

「今思い出した。あの頃なんでだろって思ったんだ。俺、メールもしなかったか?どうしたって?」
今更ながら言われたそのメールに、結花は当時の自分の返事を思い出した。

【なんでもないです】

「はい。もらいました。当たり障りのない返事してすみませんでした……。あの頃の私はちょっと荒れてて」
結花は昔を思い出し、恥ずかしさと後悔で苦笑をした。

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