彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)





「い、いけませんよ!人目が~」

「わはははは!俺様は気にしないぜ~!?」

「あたしは気にする!!きぃ~くやしぃ~!あの時、2番目にくじを引いていれば~」

「この画像を見た時の円城寺の反応が楽しみだ。」

「つーことで凛たん、安心して瑞希お兄ちゃんに食べさせてもらいなちゃーい♪」

「安心できなーい!獅子島さん、スマホ向けながら見ないでっ!!」

「うははははは!おかわりくださーい!」

「そしてヤマトは、ご飯にしか感心しないんですね!?」

「ん?取り込み中かいな!?ほな、自分でとってええでっかー?」

「ホント、自分のことだけだよね!?」



〔★そういうところがある★〕



「どうした凛?なにあせってんだ??」

「だ、だって~人前で顔を見せるのは~」

「そりゃ知ってるけど、知り合いばっかじゃんか?つーか、この場の全員お前の顔を見て・・・あ、五十嵐は見てなかったか?」

「うはははは!見せてもらってまぁーす!」

「ヤマト!!」

「じゃあ、いいじゃんか?ほら、あーん。」

「で、でも・・・」

「凛ちゃん!みーちゃんよりモニカちゃんが良いわよね!?」

「烈司さんがしてあげようか~?」

「俺が口に押し込んでやってもいい。」

「わはははは!ぶち込ませろ、凛助~!?」


「いやああああああぁぁあぁぁぁ!瑞希お兄ちゃんでお願いします!」





〔★凛は指名を入れた★〕





「知り合いの農家からもらった野菜だから美味いぞ~食って確かめてみろよ?」





そう言いながら、バターの香りがする野菜を私の口に近づける。





(えー!?ここにきて、ラブイベント発生!?)





なにこれ、夢じゃないよね??

そっと右手で足をつねってみる。

痛みが走り、現実であると理解できた。

ということは、ということは~






「美味いぞ~あーんしろ!」





(なにこの美味しい展開っ!!?)




ど、どうしよう、いいのかな!?

受け入れていいの?

いいのですか?

私、設定上は、男の子なのに!

あれ?それともバレてる!?



〔★凛はパニックを起こしている★〕



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