彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「悪い評判は聞いてますよ、『ラクシュアラー』・・・パーティーに当選したとか嘘のダイレクトメールを送り、裏サイトを見て集めた人間に、狩りをさせているそうだな・・・!?」
「そこまでご存じなのに、右手が使えない身体で出来ましたか?」
「何のことだ?」
「隠しても無駄でございます。あなた様が右腕を負傷させたことは、記録としてこちらに送られていますので。」
「へぇ、矢文で届けられたのか?忍者だけに?」
「上手いことをおっしゃいますね?ええ、忍者からです。」
「おい、おしゃべりはそれぐらいにして、いい加減始めろ!」
「凛道蓮を狩ったら、マジで金をくれるんだろうな!?」
「僕を狩るだと?四千万に目がくらんだ下種が・・・!」
「正確には、44,444,444円でございます。」
皮肉れば、クソ真面目に杉田が言った。
「本日のゲームについて、改めて凛道様にもご説明いたします。」
「ゲームだと!?」
「はい。今宵、迷い込んだ小動物を捕まえて頂くようになっております。」
「早くしろよ!」
そう言いながら、ヘビ皮の靴をはいた男が何かを振りかざす。
「俺はやりたくて、やりたくて、捕まえたくてたまらないんだよ・・・!?」
「げ!?斧!?」
「ひひひ・・・・覚悟しな~四千万ちゃん?」
「44,444,444円でございます、山田様。」
イカレた男に、淡々とした口調と態度で杉田が告げる。
「山田様がお持ちの武器ですと、凛道様が死亡してしまいます。そうなりますと、賞金はお渡しできません。」
「ちっ!そうかよ!」
そう言うと、斧を投げ捨て、ふところからナイフを出す山田と言う男。
そのやり取りに、カチンときたので言ってやった。