彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「死亡するって・・・・集中治療室送りにした人もいるくせに、よくそんなことが言えますね!?」
「ですから、今回は私どものように、現場への審判を送り込んだのでございます。」
「審判!?送り込む・・・・!?」
「モニターを見てから止めに入っては、ターゲットが死ぬ可能性が出てきたと判明しましたので。」
「杉田さん!そんなことを、よく平気な顔で言え―――――」
「ですから、審判に選ばれました。特に今回は、ターゲットが凛道様お1人ですから。」
「つまり狩られる側は、僕だけということですか・・・・!?」
「へへへへ!そういうことだ、凛道!」
「逃がさねぇぞ、四代目!」
「あんたを捕まれば、四千万・・・!」
「鼻や耳が落ちても、その値段でもらえるからな!」
「痛い思いしたくなければ、大人しくつかまれや!」
「いいや、捕まえるのは俺だ!」
「俺だ!」
「あたしよ!」
「わたしの44,444,444円よ!」
「なっ・・・!?」
そう言いなり、我先にとポケットやズボンやスカート、カツラの中から武器を出す客達。
その狂気と熱気に、恐怖を通り越して呆れてしまう。
「そんなにがっつかれると・・・・・・・逆にひきます。」
「そういう反応をされたのも、凛道様が初めてでございます。」
「ちなみに、審判をブッ飛ばすとどうなるんです?」
「なにも。凛道様の攻撃が『当たれば』の話ですから。」
「・・・すごい自信だな・・・!?」
「片腕と両足だけで、100人を相手にしようという凛道様には負けます。もっと、ご自分の心配をなさってください。」
そう言われてハッとする。
(そうだった!私、不利な立場だった!!)
〔★気づくのが遅い★〕