彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「どんな意味なんすか・・・!?」
すぐに答える気になれなかったのと、ニコチンが切れたことで、そっちを優先させた。
お気に入りの煙草を取り出して口にくわえる。
どこにやったかと、ジッポを探っていれば、そんな俺にじれったさを感じたのだろう。
「宗方さん!!」
可児が叫ぶ。
その声と火種を見つけるのは同時だった。
「もったいぶらないでください。」
「そんなつもりはねぇーよ。」
スゲー顔。
凛たんはよく、こいつとお友達になろうとしたわけだ。
助けようと思うもんだ。
感心しながらタバコに火をつける。
その煙を大きく吸って吐いてがら言った。
「花言葉は『恨み』と『敵意』だ・・・」
「『恨み』と『敵意』!?」
「そして―――――――――――――」
1番有名で、強烈な花言葉を教える。
「『あなたの死を望みます』、だ。」
「な、なんですってっ!!?」
「言葉通りだよ・・・」
煙を吐き、後輩の墓に目をやる。
スノードロップにオトギリソウ・・・・・この花を供えた奴の真意はわかってる。
「どうもこりゃあ・・・・『陽翔に対する花』じゃないらしい。」
「ど・・・どういうことスか!?」
困惑する可児に、わかりやすく説明した。
「陽翔はもう死んでる。それなのに、『あなたの死を望みます』という花言葉は当てはまらない。『生きてる人間』に向けてのメッセージだ。」
「生きてる・・・!?」
「そこにきてオトギリソウという名前だ。」
誰がしたのか、狙いは何なのか、よーくわかった。
「可児、『オトギリソウ』って、どんな字を書くかわかるか?」
「どんな漢字なんです!?」
疑問系もつけずに、即答で答えを聞いてくる新副総長。
その素直さに免じて、早々に答えを教えてやった。