強引社長といきなり政略結婚!?

「キャッ!」

「やっぱり若い娘のお尻は張りがあっていいねぇ」


――もう! 毎度毎度、本当にしょうがないんだから!

彼らは、まるで恒例行事のようにしおりちゃんのお尻にタッチするのだ。
ニヤニヤとしているその客の元へ駆けつけ、彼の手をペチッと叩いた。


「――イテッ!」


彼が即座に手を引っ込める。


「なんだよぉ、汐里ちゃん。ちょっとくらいいいじゃないかぁ」

「ここはそういうお店じゃありません! 女の子のお尻が触りたかったら、専門店へ行ってください!」


ぴしゃりと言い放つ。
まったく懲りないふたりに、私はいつも以上に険しい表情を浮かべて睨んだ。


「おぉ、こわっ! 汐里ちゃんさぁ、せっかく美人なんだから、もうちょっと優しくしたほうがいいんじゃないか? 男がみんなビビッて逃げちゃうぞー?」

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