秘密の糸Season1㊤
「カラオケ久々〜!!」


私がそう言ってソファに座ったその時、


晋ちゃんがピクッと眉毛を上げた。


「…誰かと来たのか?」


「あ、高校の友達とね!!」


「…男?」


「違うよ!女の子だよ!」


「そっか…。」


そう言った後、晋ちゃんが優しく微笑んだ。


「何歌おっか?」


「その前に何か食お…。お腹空いただろ?」


「そうだね!」


そして私達は、メニューを広げた。


「どれも美味しそ〜!」


「そうだな」


「どれにしようか?」


「円花好きなの頼んで良いよ、俺注文するから。」


「ほんと?ありがとう!じゃあ、これ!」


「分かった」


そして晋ちゃんが、部屋にある電話で注文してくれた。
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