秘密の糸Season1㊤
「来い美菜。」



「え?」



そして私達は、ラブホテルに入った。



そしてフロントで、涼汰君が部屋を取った。



狭いエレベーターの中は、身体が密着してドキドキした。


手を繋いだまま…。私達は部屋の中に入った。


部屋の中は、ソファが一つとベッドが二つだった。


(入っちゃった…。)



その時、手が離れた。


「…とりあえずここまで来たら来ないだろ?」


「…そうだね」


「助けてくれてありがとう」


「ああ…悪いなこんな所で」


「ううん…」


そして涼汰君はベッドに座った。


「……汗かいてるだろ?
シャワー浴びてこいよ
その間、飲み物とか買ってくる。」


「ありがとう…。」


「じゃあな。」


そう言って涼汰君は、部屋から出ていった。
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