秘密の糸Season1㊤
車なんて数々の男のん乗ってるし、


慣れているはずだった。


なのに今、この二人だけの状況で緊張してる。

 
その時、須藤さんが口を開いた。 


「武藤さんはどうして読モになろうと思ったんですか?」


「…ウチ最初はモデルとか全然興味なくて
元々この目とか、身長とかずっとコンプレックスでした」

[盟加ちゃんの目怖ーい]

[あ?何ガン飛ばしてんだよ?]

[お前巨人かよwwwそれでも女かよww]

バカにされる度に、ウチは拳をギュッと抑えていた。

「…自分が大嫌いだったんです…。」


(ヤベ…言い過ぎた…?引かれたか…?」


「…そうなんですか?盟加さん綺麗ですけどね?」


❲綺麗❳そう言われてドキっとした。 


「ありがとうございます…」


「いえいえ!あ、話切っちゃいましたね、すみません…。続けて下さい。」

「いえ…。JKの時、シスガルのモデルのスカウトされて…
その時、ウチはまだモデルやるか迷ってて…
そんな時、たまたまTVに映った藤谷先輩を見て…」


そしてウチは、その時の出来事を須藤さんに話した。
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