秘密の糸Season1㊤
【円花side】


「おじゃましますー!」



「とりあえず座ってて。」



「うん!」



秀兄ちゃんに言われ私は床に座った。



その時、秀兄ちゃんが口を開いた。



「…何か俺、邪魔じゃないか?」



「そんな事ないよ!昔に戻ったみたいで嬉しい!」 


「そ、そうか…」



秀兄ちゃんはそう言って、照れながらお茶を淹れていた。 

コポポポ


そしてお茶を、私の前に置き隣に座った。


「ありがとう!」


「円花あのさ…。」


その時、


♪〜♪〜♪


スマホが鳴った。


「…俺だちょっと待ってて。」


そう言って、秀兄ちゃんは電話に出た。


『…はい、何、おふくろ。は?…嘘だろ…。あ、ああ…。分かった。」


(…どうしたんだろう?)


ピッ


そして電話を切った。


「嘘だろ…。」


「どうしたの?」


「…ばあちゃんが倒れたらしい…。だからおふくろお見舞い行かないと行けないらしくて……。」


「ええ!?大丈夫なの!?」


「…多分。だから今日は、三人でお祝いしろってさ…。
本当ごめんな、円花。せっかくの誕生日なのに…。」

「う、ううん」


久々に三人で過ごせるのは嬉しい。

だけど…あの花火大会の時から、秀兄ちゃんと晋ちゃんの間には何かある…。


どうしよう…。大丈夫かな…?


その時、秀兄ちゃんが口を開いた。
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