秘密の糸Season1㊤
【秀一side】


「このチャーム、秀兄ちゃんの?」


円花がそう言って、手に持っていたチャームを俺に見せた時、俺は明らかに動揺していた。

なんで…。


このチャームが…。


今更ソファの下から…。


清羅はなくしたと言っていた。


それがどうしてここに…。


「…どうしたの?」



俺は動揺し、口を開いた。


「…昔、清羅に付き合っていた時あげたネックレスについてたチャームだ…。」



「…じゃあ渡しておくね。」



そう言って円花は俺にチャームを渡した。



「…ありがとう。」



その時、俺はチャームを見つめていた。

なんで…。


今更…。


俺はチャームをぎゅっと握りしめた。


何でだ…?


このネックレスは、二人で会うときしかつけない約束だった。


その時俺は、昔の事を思い出した。










< 525 / 642 >

この作品をシェア

pagetop