秘密の糸Season1㊤
「あれ?新堂?」


その男性は、新堂さんを呼び止めた。


そして、新堂さんを見ていて驚いていた。


「…峯田?」


(新堂さんの知り合いかな?)


「久しぶりじゃん!何お前、彼女いたの?」


「そうだよ。美菜ちゃん、こいつ峯田。
俺の中学の時の同級生。」


「初めまして、新川美菜です。」


「かわいいー!俺、峯田和樹です!
新堂とは、同クラだったんだー!」


「そうなんですか!」


「峯田、お前何でここに?」


「俺、引っ越したんだよ最近、このへんに」


「そうだったのか…。って言えよ!」


(新堂さん、そうゆう顔するんだ…。)


無邪気に笑う新堂さんの姿…。初めて見た気がした。


「わりぃ、わりぃ。」


「ったく…。そういやお前、一人?」


「いや、林と斉藤と俺ん家のマンションの屋上で呑んでる。
今じゃんけんで負けて買い出ししてて、帰る所。
お前も来る?
花火も見えるし、彼女さんもおいでよー!」


「いや、さすがにそれは…。美菜ちゃん、どうしたい?」


「私は、平気ですよ。」


「よし!決定ー!いこいこー!」


こうして私達は、峯田さんのマンションに向かった。
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