俺はお前がいいんだよ
*
桶川さんの仕事は、顧客となる企業のHPからセキュリティホールを見つけ、それを塞ぐ為の対策を講じること。
当然それは顧客にとっては機密情報になるわけで、出来るだけ信用のおける相手と仕事したいに決まっている。
つまり、私みたいな小娘がいきなりついてくれば、まあ不審なまなざしで見られても仕方ないのかなってことだ。
「桶川さん、こちらは?」
「うちの社員の高井戸です。今は私の補佐についています。ほら、名刺」
「は、はい!」
名刺交換をして、ようやく担当者である大崎さんはホッとしたようだ。
桶川さんは社長にも敬語を使わないので、客先についてきたときだけ彼のかしこまった言葉が聞ける。
一人称を私とかにされると、別人が話しているようで笑い出してしまいそう。
「今回アタックを受けたというデータベースは?」
しかし事態は深刻なのだ。
大崎さんは会社でWebセキュリティを担当するようになってから一年程度しか経ってないらしく、実はあまり分かっていないらしい。今回、アンケートにより入手した個人情報が不正アクセスにより流出したことが判明して、オタオタになって、うちの会社に連絡してきたのだそう。
桶川さんは大崎さんが持ってくる資料や、社内のコンピュータを操作しながら大崎さんに説明している。
『SQLインジェクション』とか、聞きなれない言葉が飛び交っているけれど、とりあえず記録。
まとめるにあたり必要な知識は、後で桶川さんにレクチャーしてもらおう。
桶川さんの仕事は、顧客となる企業のHPからセキュリティホールを見つけ、それを塞ぐ為の対策を講じること。
当然それは顧客にとっては機密情報になるわけで、出来るだけ信用のおける相手と仕事したいに決まっている。
つまり、私みたいな小娘がいきなりついてくれば、まあ不審なまなざしで見られても仕方ないのかなってことだ。
「桶川さん、こちらは?」
「うちの社員の高井戸です。今は私の補佐についています。ほら、名刺」
「は、はい!」
名刺交換をして、ようやく担当者である大崎さんはホッとしたようだ。
桶川さんは社長にも敬語を使わないので、客先についてきたときだけ彼のかしこまった言葉が聞ける。
一人称を私とかにされると、別人が話しているようで笑い出してしまいそう。
「今回アタックを受けたというデータベースは?」
しかし事態は深刻なのだ。
大崎さんは会社でWebセキュリティを担当するようになってから一年程度しか経ってないらしく、実はあまり分かっていないらしい。今回、アンケートにより入手した個人情報が不正アクセスにより流出したことが判明して、オタオタになって、うちの会社に連絡してきたのだそう。
桶川さんは大崎さんが持ってくる資料や、社内のコンピュータを操作しながら大崎さんに説明している。
『SQLインジェクション』とか、聞きなれない言葉が飛び交っているけれど、とりあえず記録。
まとめるにあたり必要な知識は、後で桶川さんにレクチャーしてもらおう。