プレシャス~社長と偽りの蜜月~
俺はどうして朱音の執事なんだろう。
自分の生まれ持った身分を呪った。

俺が朱音と同じ立場の御曹司のような生まれであれば、こんな風に彼女を傷つけるコトはなかった。


学業で優秀だった俺を、旦那のご友人の相良夫妻が養子にと切望する。相良家の養子になれば、大手薬品会社社長の相良様の後継者になり、社長という地位を手に入れられるかもしれない。

俺はその大胆な賭けに乗っかって、相良家の養子になった。

全ては朱音の為に。

このままでは終わりたくない。


俺は執事ではなく、王子様に転身して朱音に自分からプロポーズをしようと。


しかし、10年振りに再会した朱音のそばにはくだらないゲスな男が隣に居たーーー・・・



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