遠い昔からの物語

中尉がわたしの脚を大きく開いた。

そして、あろうことか、その間に自分の顔を(うず)めたのだ。

そして、唇と舌を丹念に這わせていく。

これまでも、そしてこれから先も、決して経験しないような恥ずかしさが、わたしの身体(からだ)を駆け巡る。

わたしの全身はきっと今、真っ赤に染まっているに違いない。

身体中の力を込めて、わたしは脚を閉じようとしたが、中尉は許さなかった。

彼の為すがままにされていく中、わたしの声は猫の声からいつしか、すすり泣くような声になっていた。


「……いけん……いけん…てぇ……」

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