冷愛冷涙-Reiai Reirui-
突然言われたことに、脳ミソがついていかない。


「……どういうこと?」


「だから、ウエディングドレスなら着れるっつってんだよ」


…ホントに……?


「でも…まだ高1の私に着せてくれるところなんてあるの…?」


ウエディングドレスって、結婚する人が着るものだよ?


「……俺の父親がウェディングプランナー会社の社長なんだよ。自分の教会も持ってるし、ドレスショップもうちの系列店あるし」


えっ…。


まさか冷、御曹司……?


「………嘘…」


ここにきて、なかなかの衝撃事実だ…。


「失礼な顔すんじゃねぇよ」


「だって、冷が……?」


親がお金持ちだから、親からの仕送りも節約なんてしなくても暮らしていけてたんだ。


そう考えると納得いくけど…。


「………。で、アイツらは俺の事を嫌ってるから、俺の頼みなんか聞いてくれるわけねぇんだけどさ」


そうだよね…。


お父さんは、穂純さんのせいで狂わされてしまって冷を息子だと認識していない。


穂純さんは穂純さんで冷を嫌ってる。
< 440 / 672 >

この作品をシェア

pagetop