溺甘豹変〜鬼上司は私にだけとびきり甘い〜
目を細め私を見つめる瞳が魅惑的で、コクリと上下する喉元が色っぽくてキュンとする。
「あの、九条さ……」
言いかけたところで甘い雰囲気を一掃するようにギュルルとお腹が鳴った。
なんでこんな時に。恥ずかしくて、カァッと赤面する。そんな私を見て九条さんはククッと喉を鳴らし笑う。
「お前はそういうやつだよな。飯、なんがいい? 作ってやる」
「そんな、私やります!」
「いや、いい。無理させたわけだし、安静にしてろ」
「安静って……。九条さん、過保護」
「好きな女にはな、」
なんの躊躇もなくそう言う彼がおかしくて、ついクスクスと笑ってしまった。