長い夜の終わりにキスを




そして花束がすべて花瓶の中に納まった頃、急にマスターの面持ちが神妙になった。

どうしたんだろう、とマスターの言葉を待つと、それは言い終わる前に遮られてしまった。


「そいでのぅ......実はアリアちゃんに頼みがーー」

「そのへんにしといたらじーさん。」

マスターの言葉を遮ったのは――——

「あ、アベル君!それにオルトさん!」


今朝話題(?)に上がった少しタイムリーなアベル君、それにいつもアベル君とコンビを組んでるオルトさん。

アベル君とオルトさんは私と目が合うと、二人とも「よっ」と私に声を掛けた。
それにわたしも「おはよう。」と返す。




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