四面楚歌-悲運の妃-
しかし今夜軍妃達に何が起ころうとも、その事で恐れをなしても、軍妃達を今後も任務から外すつもりはない。
ただ軍妃達に覚悟を決める期間を数日与えるべきか…
「私は今夜から軍妃達を加わるべきだと思う。
数日猶予を与えた事で何も変わりはしない。
あれ程強気で私達にもの申したのだ、構うまい。」
崙矣の言う通り、数日で軍妃達が飛躍的に強くなるわけでもなく、何も変わらない。
刺客達と戦ってみなければ、何もわかない。
崙矣に頷くと、待っていた軍妃官に視線を向ける
『黄麟殿に柳将・王将・韋将と各部隊軍妃2名を配置する。
皇后宮に姶将・棕将と各部隊軍妃3名。
その5名にその旨を伝え、付き従う軍妃については各将が人選するように申しつけよ。』
軍妃官は承ったと頭をさげ、足早に去った。
「祁嗄と尹は私に任せよ。
柳将らに関しては、黄麟殿の警護をする近衛と軍妃に重々頼むと私から申しておく。
心配するな、冥紗。」
私の気持ちを汲み取ってくれた崙矣に感謝の意を込めて笑みを返す。