八百比丘尼と新選組-800歳の少女-
「それでは、私からの話は終わりです」




嫌な考えを振り払うように明るく言い、ご退出ください、と付け足した。




「………お前、それ本当の話か?」




原田さんと総司さんが近藤さんの元へ行こうという時、土方さんはゆっくりと口を開いた。




「……いやですね。作り話ですよ」




この人こういう時に勘が鋭そうだから困るなぁ……。




そして土方さんは口角を上げ、ニヤリと笑った。




「嘘だな」




「……は?」




いやいや、分かるはずないから。




カマかけてんでしょどうせ。
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