2.5次元少女
棗side


月曜日ってなんで来るんだろう。

学校…やだな。

千「ほら〜棗いくよ〜」

「わかってる」

ル「大丈夫?」

「ああ」

なんか、見透かされてる?

鈴「じゃあ行こうか」


いつも通り、
車に乗って
いつも通り裏門へ。

でも
「みっこは?」

いつも朝からうるさい
みっこが今日はいない。

それに龍はいつも私の横にいるのに

鈴「美嘉は、先に行ってると思うよ」

「そっか」

少し気まづくなくてよかった。

裏門から私は図書館へ。

みんなは教室へ。



みんながおかしい。
そう思いながらも、私は図書館へ向かう。


さ「ちょっと!!!!」

ん?

振り返ると
なんかすごく怒った森崎がいた。

さ「どうしてなの!?
珠蛾は狂歌に潰されるし、
雷鳴は夢燐にやられるし。」

それがどうしたものか。

「私には関係ない」

いや、大ありなんだけどね

さ「ムカつくのよ。
あなたをみてると」

私をみてると。

さ「私の方が勝ってるはずなのに、
どうしてなの!?
みんなあんたの方へいく」



なんの話だろう。

さ「優馬先輩だって、
なぜかあんたのとこに帰ってきた!
だいくんも最近は上の空。
あんたのせいよ」

だるい、


さ「でもまあ、あんたもこれまでよ。
私は桜蘭の姫になるんだから。
それであんたなんて潰してもらうわ」

「勝手にすれば…」

勝ち誇ったように走り去っていく森崎。

きっと、龍のとこへいくんだろうな。

ーーー

ガチャ

in図書館



はあー。大きなため息がでる

森崎さな。か。

私は森崎さなに何かしたのだろうか?

した覚えがないのに
やたらと私関連で色々仕掛けて来る。


んー。



だめだ。考えてもわからん。


コンコンッ

ノック2回…は

たくさんいるなあ

誰だろ。

鈴「俺だよ」

鈴か。
「入っていいよ」

鈴「お邪魔しま〜す。
早速だけど報告があるよ〜」

やけにテンション高いな

いい報告なのだろう

鈴「今日は転校生が来まーす!」

うわ

「だる。」

鈴「しかも5人!」

5人…

「…まさか?!」

鈴「そうそのまさか」

だいたい大人数で転入があるとしたら
族関係。そして私らのクラスはSクラス
ということは、幹部以上。

あぶないのでは?
でもなぜ鈴はこんな
嬉しそうな顔で報告してるんだ?

鈴「あれ?わかってない?」
「族の幹部以上だろ?」

鈴「そんなんもちだけど、
転入して来るの夢燐だよ」

夢燐…

ああ、夢燐か。


「…は?」

鈴「よかったね笑」

いや、なんで?

めんどくさくなりそう

鈴「と、言うことで、
SHRに行こうか!」

え。


半分引き摺られる形で
私は教室へ連行された。


ル「おかえり〜」

美「…棗おはよ」

鈴「ただいま」

「はよ」

みっこがあんなに静かだと
申し訳なくなるな。



そんなこと思ってると、
鈴が私の頭をクシャッとした
鈴「お前は気にすんな」

「ああ。」

鈴…少し安心した。
なんて絶対言ってやんね。

ガラッ

先「席つけ〜!今日は転校生がいるぞ」

そう言って先生の後に入ってきた5人はやっぱり
夢燐のメンバーだった


「茅ヶ崎 蓮だ!よろしくな!」

「月岡 伊織だよ〜。よろしくね!」

「芹沢 蘭…」

「伏見 隼だよ〜よろしく〜」

「…碓氷 零。」

夢燐はかっこいいし最近名が知れた、
だから今この教室は
どこかのライブ会場みたいに
女の子の奇声が響いている

先「静かにしろよ」

先生はあんまり怖くないけど
みんなちゃんと先生の言うことを聞く

一応桜蘭の先輩だったりする


先「席はそうだなあ。
これを機に席替えすっか!」

そう言って突如行われた席替え。

もちろん先生を睨みつける。

先「あー、棗は変えなくて良い」
私の思いが伝わったのかそう言ってくれた先生
と言うか先輩。

「ありがと…」
見かけに寄らず
意外と優しいから少し笑っちゃったりする。


「っ////
よ、よし!やるぞ〜」

ク(棗ちゃんが笑った。)
ラ(やっぱ高嶺の花ってだけあるわ)
ス(めっちゃかわいい)




隼「なーつめ笑
来ちゃった☆」

「最悪」
来ちゃった☆じゃねえよ

私の前が隼になった。
横が零。

まあ、新しい席は


窓|
窓|前半分。めんどくさくて書けませんでした
窓|
窓| ル 鈴 蓮 龍 さ
窓| 隼 き 美 蘭 千 男
窓| 私 零 優 伊 鴻 大




き「…棗。俺「棗〜倉庫こいよ〜」?!」

「行かない。」

てか、斉木が話しかけて来てる

零「なんでだ」

「なんでも。」

てか、蓮ってやつに来んなって言われたし。

き「なつ「棗〜俺転入したばっかだから自販機連れてって〜」…」

だる。

隼「だるいって思ったでしょ〜」

零「棗、俺無糖」

は?
「パシる気かよ。」

と言いつつも席を立つ。

なんとも居づらいこの席を離れられるなんて
「隼は?行かないの?」

隼「ん。いく〜!(ごめん、零あと任せた)」
小声で零に何かを伝えてた。

「なんて言ったんだ?」

隼「ん?棗スカート短すぎて
パンツ見えてるよって」

「嘘!?」

隼「うっそー笑」

「しね」

隼「え?棗ガチギレ?www」

隼の相手は疲れる。


と、目的の自販機まで来た。

隼は自販機の前で何を飲もうかずっと考えてる

私は零の無糖のコーヒーを買って
自分用のミルクティーを買った。




それにしても隼…長い


「長い」

隼「迷っちゃって〜」

「なんでもいいだろ」

隼「んー」

隼が悩んでる間に自販機には人がたくさん集まってた、。
だからやなんだよ。

「隼くんだ〜!」
「夢燐の副総長なんでしょ!?やば〜」
「隣の棗ちゃんじゃない?」
「優馬先輩の件についてはわかったけど
やっぱ男好きに変わりはないね」

隼はこんな私を嫌うだろうか。

チラッと隼を伺うと
何も気にしてないかのように
自販機とにらめっこしている。

隼「あとどのくらいだろ…」

「え?」

隼「え?あ!いや!なんでもないよ笑
授業始まるまでどのくらいかなって!」

そんなに悩んでられないだろ〜と笑ってる。
なんか、嘘っぽいな。

さっきも零と内緒話をしてたし。

「早く戻ろ?私戻るよ?」
隼「そ、うだね!
俺もすぐ決めるからちょっと待ってね」

「10秒以内な。」

隼は迷わずカフェオレを押した。

決まってんじゃん。

「もどろ」

そう言って歩き出した私を
少し焦った顔で追いかける隼。
なんか面白いw


たくさん待たされたけど許してやるか。





教室の前まで来たとき


ク「棗ちゃん。
夢燐の人とキラくんが…」

「え?」

隼の方を見ると

少し焦ったような顔をした。

「知ってたのか」

隼「ごめんね?」

まあ、別に。私にはあんまり聞かれたくないことで、こいつなりに考えたんだろうし。

「いいよ」

それより、急ご。
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