2.5次元少女
ーーー優馬side


優「結局だめか。」

棗は俺を選ばない。

「、まあ、兄さんの方に行くことはないとは思ってたけどね。」

優「自信満々だな」







「あの時は協力してくれてありがとう」


優「棗をくれるって言うから」

「まあ、奪えるならねって話だよ」



奪えなかったよ。なにも



「でも、なあ。」


優「どうした。?」

「奪われたわけじゃないのに、
もう俺のものじゃないから」


希望はあるくせに。

優「しけた顔すんなよ。そんなに言うなら、告白でもしてこいよ」



俺は背中を押すことしかできねえよ。






好きな女のためにも


「…ああ。そうするよ、ありがとう兄さん」



優「頑張れ、だい。」


頑張れ。

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